上野東京ラインを「ひたち」で通ってみた
こんにちは! 夏目です。
いよいよ3月14日ダイヤ改正後の新ダイヤでの運行が始まりましたね!
やはりメディアでは北陸新幹線のことが一番多く取り上げていましたが、首都圏で大きなトピックスといえばやはり「上野東京ライン」の開業でしょう。
「便利になる」といった意見もあれば、「東京駅が始発駅でなくなるために座りづらくなる」など賛否両論あるようですが、東京の西多摩に住んでいる私からすると、だいぶ常磐線が身近に感じられる様になりました。
上野東京ライン開業2日目の昨日、私はちょうど都心で用事があったのですが、折角のタイミングなので「上野東京ライン」に乗ろうと思い立ち、品川駅に向かったのでした。
品川駅に着くと、さっそく常磐線の車両がお出迎え。すぐに慣れるのでしょうけれど、とても新鮮な光景です。
9番線、10番線が上野東京ラインを走る常磐線と常磐線特急の発着ホームとなっています。常磐線特急の「ひたち」と今回のダイヤ改正で誕生した「ときわ」が発着します。停車駅が少ない速達タイプの特急が「ひたち」、特急停車駅各駅に停車するタイプが「ときわ」とシンプルな分け方に変わりました。
10番線のホームへ階段を降りると、品川駅を17時44分に発車するE657系「ひたち23号いわき行」が停車していました。
側面の行先表示器で次の停車駅は東京、上野とアナウンスしています。ついにつながったのですね!!
短い区間ですが、折角なので特急券を購入しこの「ひたち23号」で上野東京ラインを「発乗車」してみることにしました。
実は私、「ひたち」も「E657系」も乗車するのが今回初めて。かなりワクワクしています。
モダンでシックな室内。古いレトロな車両も味があっていいですが、新しい車両は今の時代に合わせたコダワリがあって快適です。
実は今回のダイヤ改正で新ルート開業以外にも新しいトピックスがあるのです。それは特急「ひたち」「ときわ」で始まった「新しい着席サービス」。
列車は全車指定席となりますが、事前に座席の指定を受けなくてもその席が空いていれば着席しても良いというものです。
座席上方についているランプが緑色であればその席は指定席が発売済の区間、黄色であればまもなく指定席発売済の区間になるという事を示し、赤色は空席を示しています。
つまり座席の指定を受けてない方が乗車する際の目安となるランプで、赤色又は黄色であれば座れる座席ということになります。ランプの説明書が座席のテーブルにも書かれていました。
ではこの新しい「ひたち」に乗って「上野東京ライン」の初乗車を堪能する事にします。
品川を発車すると、右側に発車の準備を整えている寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」の車両が。もう日本では数少なくなった寝台列車ですが引き続き頑張ってもらいたいもの。
有楽町で、N700Aの「のぞみ」とすれ違いました。「ひたち」が「のぞみ」とすれ違っております! とても新鮮です!
東京駅では10番ホームに滑り込みました。隣の20番線には、上野東京ラインと時を同じくして開業した北陸新幹線E7/W7系がお出迎え! 北陸新幹線にも早く乗りに行きたいですねぇ。
東京を発車すると段々と車窓の高さが上昇して行きます。「上野東京ライン」の目玉区間というべき、新幹線の上の高架橋を走る区間に突入しました。
うん、なんだか眺めが良いですね。ビルの谷間から遠くまで見渡せます。
しばらくすると、列車は秋葉原駅を通過し列車は速度を落としました。
もうそろそろでしょうか。
あっと言う間に列車は上野の街へ滑り込みました。
上野東京ラインの全長は約3.8キロ。停車駅も東京上野間はありませんので、本当にあっと言う間でした。
短い時間でしたが、しっかり新しい「上野東京ライン」を堪能することができましたよ。
上野東京ラインに直通する特急「ひたち」「ときわ」は高架ホーム8・9番線に発着しますが、上野発着の列車は地平ホーム16・17番線に発着する様です。
双方のホームはちょっと離れていますのでご自分の乗車する列車の発着ホームは確かめておく必要があります。
使い方によっては非常に便利な「上野東京ライン」! ぜひ皆さんも乗ってみてください!!
記事を書いた人
乗換BIG4:夏目(なつめ)
ヴァル研究所コンテンツ開発部所属。鉄道敷設の歴史的背景や鉄道技術の進展などに思いを馳せるのが好き。鉄道に限らず機械としての乗り物全般に興味あり。